連絡が途絶える商談を救う AI議事録にひと手間加えて契約を勝ち取る3つの秘策

「商談のお礼メールと議事録を送ったのに、そこからパタリと連絡が途絶えた…」

「お客様社内での検討が進まず、いつまでたっても契約に至らない…」

もしあなたが、AIで自動作成した文字起こしや、決定事項だけのシンプルな議事録を「とりあえず」送っているなら、それは非常にもったいないことをしています。

この記事を読めば、議事録一つで「気が利く営業だ」と信頼を勝ち取り、お客様の社内会議をあなたの代わりにスムーズに進め、受注を手繰り寄せるための「+α(プラスアルファ)の技術」が手に入ります。

目次

「送って終わり」になっていませんか? AI時代の議事録の落とし穴

「昨日はありがとうございました。本日の議事録をお送りします」

今の時代、Zoomなどのオンライン商談が増え、AIツールを使えば誰でも簡単に「会話の記録」を残せるようになりました。しかし、ここに大きな落とし穴があります。

あなたは、AIが書き出した長文のテキストや、要約されただけのファイルを、そのままお客様に転送していませんか?

想像してみてください。お客様である中小企業の経営者や担当者は、日々分刻みのスケジュールで動いています。

そんな多忙な彼らの手元に、長文のテキストデータが届く。「後で読もう」と思ったが最後、そのメールは受信ボックスの奥底へと埋もれていきます。

結果として何が起きるか。

「あれ、どうなってたっけ?」と記憶が薄れ、社内での報告も遅れ、あなたの提案は「検討中」という名の棚上げ状態になってしまうのです。これでは、どれだけ熱心に営業しても、売上にはつながりません。

AIは「記録」はしてくれますが、「気遣い」はしてくれません。お客様が求めているのは、単なる記録ではなく、「次の仕事を楽にしてくれる材料」なのです。

顧客の社内調整を黒子のように支える「3つの添え書き」

では、多忙なお客様の心を掴み、商談を前に進めるためには、議事録にどんな情報を添えればよいのでしょうか?

ポイントは、お客様が社内で「報告・共有・検討」をする際の手間を、あなたが先回りして消してあげることです。

具体的な解決策は、以下の3つです。

【上司への報告用】の情報を添える

  • 結論:「今後どう進めるか」「担当者の所感」を短くまとめる。
  • 理由:お客様が上司に報告する際、そのままコピペして使えるようにするため。
  • 一歩目:議事録の冒頭に「上司の方へのご報告にご活用ください」と一言添えて記載する。

担当者が上司から「で、どうするの? 君はどう思う?」と聞かれた時、即答できるような「材料」を用意してあげるのです。これで社内承認のスピードが格段に上がります。

【他部署への共有用】の情報を添える

  • 結論:「なぜその決定に至ったか」という背景や文脈を補足する。
  • 理由:会議に出ていない人にも、転送するだけで意図が伝わるようにするため。
  • 一歩目: 決定事項の横に(〇〇という理由により)と一言理由を書き足す。

商談に参加していない関係者に説明するのは、お客様にとって大きな負担です。あなたが背景を言語化しておくことで、お客様の説明コストをゼロにし、社内連携をスムーズにします。

【本人の思考整理用】の情報を添える

結論: メリット・デメリットなどの「論点」を整理して記載する。
理由: 複雑な課題について、後でお客様が一人でじっくり考えるのを助けるため。
一歩目: 「検討ポイント」という欄を作り、悩ましい点を箇条書きにする。

「あちらを立てればこちらが立たず」といった難しい判断(トレードオフ)が必要な時、その論点を整理してあげることで、お客様は冷静に意思決定ができ、契約への迷いがなくなります。

大切なのは「境界線」を引くこと

これらの情報をただダラダラと書いても、逆効果になりかねません。重要なのは、「情報の住み分け」を視覚的に行うことです。

メールやドキュメントの中で、

「ーーーー(ここからは上司の方への報告用です)ーーーー」

「ーーーー(ここは個人的なメモとしてご活用ください)ーーーー」

といったように、明確に境界線を引きましょう。

そうすることで、お客様は「あ、ここは部長に見せればいいんだな」「ここは自分が後で考えればいいんだな」と、直感的に情報を使い分けることができます。

この「ひと手間」こそが、相手の時間を奪わない、最高の配慮なのです。

今日からできる「たった1分」のアクション

まずは次回の商談後、議事録を送る前に、たった一つでいいので次のことを試してみてください。

「お客様が上司に報告するとしたら、何て言うだろう?」と想像し、そのセリフを3行で書いて添える。

「次回の進め方は〇〇で合意しました。理由は△△だからです。私は□□だと思います」

たったこれだけの準備が、お客様の背中を押し、停滞していた案件を受注へと動かす強力なエンジンになります。

あなたの気遣いが、最強の営業ツールになる

議事録は、単なる「過去の記録」ではありません。未来の契約を作るための「未来への手紙」です。お客様は、自分の仕事を楽にしてくれる営業マンを求めています。

「この人の議事録があれば、社内報告が楽になる」

「この人は、うちの会社の事情まで考えてくれている」

そう感じてもらえた時、あなたは単なる「売り込みに来る人」から、「なくてはならないパートナー」へと変わります。

ぜひ、今日から「愛のある議事録」で、お客様の心を動かしてみてください。

もし、

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最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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トレテク代表 久保埜 実(くぼの みのる)
セールスパーソン戦力化コンサルタント
【著者プロフィール】

医療系企業の営業職として従事しながら、“セールスパーソン戦力化コンサルタント”として、東京都八王子市と日野市を中心に事業を展開。
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